北は博多湾に接し、北西から南東にかけて斜めに長い形をしています。博多空港、各鉄道の博多駅、博多バスターミナルを要し、区の中心を国道3号線が通ります。九州、国内の交通の要所であるだけでなく、主に東アジア、東南アジアなど世界各国への玄関口となっています。陸、空の交通だけではありません。志賀島や玄海島などへの渡し舟、国際国内旅客船が発着する博多港は、海の交通の拠点としてだけではなく「ベイサイドプレス博多」として観光、レジャーの商業施設の面も持ち合わせています。博多区と中央区の境を流れる那珂川は、河口近くのキャナルシティ博多あたりで博多川との二手に分かれ、中州を形成します。それこそが西日本で最大級を誇る繁華街、中洲です。区の北部は区の機能を担う施設などが多く、中心地にある博多座では歌舞伎や演劇がかかり、九州の文化の発信地の役割を果たしています。また、最近では青果市場跡地に大型商業施設「ららぽーと」が進出することが決定しており、ますますの賑わいを見せることとなりそうです。
