1906年に豊場村と青山村という村同士が合併し、両名から1文字ずつとって豊山村となりました。町制は1972年から始まっています。町に鉄道は走っていませんが、空港線という幹線道路と、その上を走る名古屋高速が町を南北に貫いているので、車移動では利便性があります。非常に小さな町なのですが、愛知県では比較的知名度の高い町でもあります。その最大の理由が県営名古屋空港の存在です。町のおおよそ1/3を占める広大な面積を持ち、中部国際空港ができるまでは愛知県では主力の空港でした。空港の町ということで、県営名古屋空港の周辺にはいくつもの施設が集まっています。その1つのエアポートウォーク名古屋は、空港に隣接した大規模ショッピングモールで、各種商業施設やシネマコンプレックスが入り、豊山町のメイン買い物スポットとなっています。空港のターミナルだった部分を改修されて作られた建物なので、滑走路を間近に見ることがでるのが特徴です。また、空港隣接のあいち航空ミュージアムには三菱重工業が開発した航空機を中心に展示されている施設です。このように、豊山町は小さいながら存在感のある町です。