古代では、区の東部の笠寺大地は松炬島と呼ばれる島で干潟でした。中世になると製塩が盛んになりました。江戸時代は区域のほとんどが尾張藩の領地で、南野村の一部が美濃今尾藩の領地で東海道が通りました。近代には、鉄鋼、金属、機械、化学などの工場が立ち並ぶ工場地帯として発展してきました。区北部には、名古屋市南図書館と文化小劇場が併設されていて南区に昔から伝わる貴重な文書の保存など、文化向上の一翼を担っています。1908年4月1日名古屋市が区制実施して名古屋市南区が発足しました。1994年3月30日に地下鉄桜通線が野並駅まで開通し、南区内に初めて地下鉄が設置されました。東海道本線、名古屋本線、東海道新幹線、名古屋市営バス、国道1号、23号、名古屋環状線などの幹線道路が走っています。観光スポットとしてまず、日本ガイシホールが挙げられます。銀色に輝く巨大なドームはまさに名古屋市の「スポーツの殿堂」としての姿を誇っています。・笠寺観音・長楽寺・熊野三社・湯~とぴあ宝・センチュリーホール・名古屋市博物館・大高緑地・熱田神宮などがあります。