安城市の歴史は、明治39年(1906年)に、碧海郡安城市と周りの8村で町制へと施行しました。その後昭和27年(1952年)に、愛知県内では13番目に市へと施行しています。そして、昭和29年(1954年)から毎年夏には、安城七夕祭りが開催されることでも知られています。安城市は、明治時代に明治用水の開通に伴い大規模な開墾が行われました。そのため、農業の先進的な取り組みが行われるようになりました。それにちなんで農業のテーマパークとして安城産業文化公園、通称デンパークが作られました。そして、当時の明治用水建設の功労者が祀られている、明治川神社が現在でもあります。現在の安城市は、自動車工業を始めとする機械工業が盛んになっています。またかつて安城市には、安祥城という松平氏の居城がありましたが、現在では安祥城址公園となっています。そして鎌倉時代創建された本證寺は、三河一向一揆の拠点になりました。境内は、愛知県指定の史跡に指定されており、重要文化財の聖徳太子絵伝や、善光寺如来絵伝を所有していることでも知られています。4世紀初頭に建造された二子古墳という前方後円墳もあり、国の史跡に指定されています。調査の結果では、三河国造の本拠地となっていたようです。