人口は推計で約6万人。歴史的に有名な羽柴秀吉、徳川家康の戦いである小牧・長久手の戦いの舞台として知られているほか、2005年に開催された愛・地球博の会場としても有名です。長久手の地名の歴史は比較的浅く、明治の町村制により、長湫村、上郷村、岩作村が発足し、1906年には長久手村が成立。1971年の長久手町への変更を経て、2012年に長久手市となりました。この地は小牧・長久手の戦いの舞台になったこともあり、旧跡や名所が多いのが特徴です。舞台となった長久手古戦場は国の史跡に指定されているほか、長久手城、熊張神明社、景行天皇社など多くの歴史スポットが点在しています。また、無形民俗文化財も多く、東切、西切の二地区で行われる豊年祭りである岩作の「オマント」、そこで奉納される「長久手の棒の手」といった演技が指定を受けています。観光資源も豊富で、愛・地球博の会場となった愛・地球博記念公園や自動車に関する博物館であるトヨタ博物館、小牧・長久手の戦いの際、徳川家康が山頂に陣取ったとされる色金山歴史公園などがあります。