江南市、桑原町、犬山市、それから小牧市に隣接しています。周辺の地域と同様に、寒い季節は乾燥するものの夏場の雨量は多く、一年を通じて比較的温暖な太平洋岸気候となっています。地形的に緩い斜面ではあるものの、五条川等の水源にも恵まれのどかな田園が広がっています。第二次世界大戦前は農村地帯として栄えてきました。しかし第二次世界大戦後はトヨタ系列のグループ会社が発展したのをきっかけに、機械や金属、繊維等と関連した多くの工場が丹羽郡大口町に建つようになりました。それによって昨今では働き口として丹羽郡大口町を訪れる人も増え、夜よりも昼間の人口が多い傾向にあります。自然豊かな丹羽郡大口町には鉄道路線こそありませんが、代わりに名濃バイパスや小牧一宮バイパス、その他一般県道も次々と通るようになり車による都市への行き来が楽になりました。ますます名古屋のベットタウン化が進み、財源確保に一躍かっているとも言えます。