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FAMILIAマガジン インタビュー

2017.03.06

インタビュー

弊社の代表取締役社長 鳥居が、FAMILIAマガジンに掲載されました。

ここ5年で売上高10倍以上の成長を遂げた秘訣は何でしょうか。

社長になってまず気づいたことは、営業スタッフが営業の仕事をおろそかにしている、つまり、営業がやらなくてもよい仕事を営業が行っているということでした。そのひとつがチラシの制作です。
たとえば、以前のチラシは物件紹介中心の内容だったため、チェックに時間がかかっていました。そこで、チラシは集客目的のものに、印刷は外注へと変えました。営業スタッフの負担を軽減し、本来行うべき営業活動に極力集中できるように環境整備を行ったのです。
 チラシを集客目的にシフトしたことで、営業のスタイルが変わりました。以前は、物件目当てに来店されたお客様に物件を紹介するというかたちでしたが、お客様の要望をヒアリングし、ニーズに合った物件を提案するスタイルになりました。
  営業の質が向上したことで、仲介のみならずリフォームや分譲住宅、注文住宅をお望みのお客様とも繋がることができたのでは
ないでしょうか。
  会議を減らしたのも、営業スタッフが本来行うべき仕事に時間を費やしてほしいと思ったからです。
私は、営業力=行動量だと思っています。結局、成長の背景は営業スタッフの行動量を増やすこと。そのために動きやすい環境を用意することが私の役目。成長は、それが定着し、花開いた結果です。

ナカジツの企業風土、企業文化で、特徴的なところはありますか。

まずは「絶対達成」という考えが一人ひとりに根づいていることでしょう。 当社では、事業計画の中にアクションプランがあり、さらにタスクベースまで落とし込まれています。そしてアクションそれぞれにタスクと期限が明記されています。たとえば、店舗の模様替えは○月○日までに実行、といったようにです。売上目標についてもノルマと期限が明記され、達成するためには何が必要か、何をしなければいけないのか、を社員が自発的に考え、行動しています。モチベーションが高いから、私が指示を出さなくても、一人ひとりが考えて実行し、
達成してきました。
  また「私語歓迎」も企業風土として定着しています。ふだんからコミュニケーションを取ることで、「報・連・相」のしやすい環境が生まれました。そして、「周りが人を育てる、あるいは手をさしのべる」という企業文化へと成長し、定着していきました。周りの人の成長が自分の喜びに感じられる環境へと変わってきたのだと思います。

今後の目標、将来的なビジョンについて、お話しいただけますか。

  2012年に名古屋市名東区に出店しました。今まで三河エリアで培った私のノウハウがどこまで通用するのか試したかったという思いからです。また、激戦区で勝負することは、今後の成長にも不可欠だとも考えました。少し時間がかかりましたが、売上は順調に推移しています。
今後は、さらに周辺エリアに出店していきたいと思っています。
  上場について考えたことはありますが、今の企業風土、企業文化が守られることの方が大切。上場に強くこだわっていることはありません。

最後に、鳥居社長が大切にしていることとは何でしょうか。

  経営者として常に思っていることは、「社員の生活の質の向上」です。成果が出せる環境を整えることも、働きがいのある会社にすることも、結局は社員の生活の質を少しでも高めたいという思いからです。
  「社員は家族」と言葉にすることは簡単です。しかし、どこまで本気になれるのか、どこまで実行できるのか。私は言葉だけでなく、私ができることなら、実行してきました。当社に入社した以上、その人が活躍できる環境、ポジションをつくるように取り組んできました。
  今後、会社が大きく成長していく中でも、この気持ちだけはブレることなく、持ち続けているでしょう。


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