荒子観音があることで有名で、その歴史は天平元年から始まっていることもあり、中川の地はかなり古くからあったことが窺えます。また、豊臣政権の五大老の一人である前田利家の生まれ故郷としても有名なエリアです。区名は区内を流れる中川運河から取られていて、1930年に竣工。水上の輸送路としてかつては利用されていましたが、現在は名古屋のみなとエリアと都心を結ぶクルーズ線の水路として活用されています。そのような背景もあり、中川区は工業が盛んなことでも有名で、JR名古屋工場や日清製粉、リンナイといった大手企業が工場や本社を構えています。中川区にはJRの東海道本線をはじめ、中央本線や関西本線、名鉄名古屋本線や近鉄名古屋線、名古屋市交通局の東山線、名古屋臨海高速鉄道と多数の鉄道路線があります。名古屋市内や豊橋といったエリアのみならず、岐阜や三重の松阪、奈良や大阪の難波へもダイレクトにアクセスできるのが特徴です。