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南区のシンボルは真言宗の寺院である笠覆寺で、本堂には十一面観音、護摩堂には弘法大師や不動明王、恵比須、大黒天などが安置されています。南区はかつて、古代には海産業、中世には塩の生産地、明治時代には海苔や魚の養殖地として知られていました。中世には鎌倉街道、江戸時代には東海道も通っていたとされています。なお、江戸時代、南区の大部分は尾張藩の領地、一部は美濃今尾藩の領地となっていました。現在この南区は商業地としての一面を有し、瑞穂区の区境にある新瑞エリアに商業施設が多くあるのが特徴。ドン・キホーテ名四丹後通店やイオンモール新瑞橋がその代表格とされています。南区にはまた、名古屋市総合体育館と呼ばれるアリーナを兼ね備えたイベントスポットがあり、日本ガイシがネーミンライツを2007年に取得。有名アーティストによる音楽ライブやフィギュアスケートの大会などで使用されています。