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IoT住宅はこれまでとは異なる住宅 IoT住宅の基本からメリット・デメリットなどを解説

IoT住宅はこれまでとは異なる住宅 IoT住宅の基本からメリット・デメリットなどを解説

掲載日:2020.08.11

この記事は1年以上更新されていません。内容が古くなっている可能性がありますのでご注意下さい。

Youtubeにてアレクサとの辛辣な対話を繰り広げる動画が注目されたり、家電芸人と呼ばれる芸能人が話題に取り上げることで時折話題になる『スマート家電』
まだ知り合い以上友達未満のような微妙な距離を感じるけれど、徐々に私たちの身近な存在になりつつあります。
そんなスマート家電たちを中心に構成した、新しいタイプの住宅が注目され始めているって、ご存知でしたでしょうか?
今回はそんな、まだまだ謎の多い【IoT住宅(スマートハウス)】について、メリット・デメリットを交えながらご紹介させていただきます。

IoT住宅とは?

そもそも「IoT」って何?

IoTとは、『Internet of Things』の略語です。
身の回りにある『モノ(=Things)』がインターネットに接続したり、『モノ同士』が相互に通信することにより、
自動認識や自動制御、遠隔計測などを行うIT技術のことを指しています。
身近なものとして、テレビやエアコンのリモコン、照明のリモコンなどがイメージしやすいかと思います。
現在は家電としての枠組みを超えて、様々な分野でわたしたちの生活を支え、効率化してくれるようになりました。

IoT住宅について

IoT住宅とは、IoT技術やスマート家電と言われるIoT機器を取り入れた住宅のことを指します。

音声で指示を受信して実行してくれたり、カギを持って近づくだけでドアを開けてくれるリモートでの操作ができるだけでなく、
スマートフォンが1つあれば、外出先でも遠隔操作をすることで、家電に指示ができます。
また事前の設定により複数の指示を同時に実行することも可能です。

共働きのご家庭はもちろんのこと、一人暮らしで出張などで家をよく空ける人、忘れっぽい人にオススメしたい、IT社会ならではの最先端技術を取り込んだ住宅となっています。

IoT住宅とスマートハウスの違い

IoT住宅についてはなんとなく分かったけど、それって『スマートハウス』と何が違うんだろう……?
そう感じる方もいらっしゃるかもしれません。

スマートハウスとは、
太陽光発電などの自然エネルギーから発電してエネルギーをつくりだす『創エネ』
エネルギーを家庭用蓄電池などで貯える『畜エネ』
エネルギーを無駄なく利用し、なるべく消費量を抑えるための『省エネ』

…上記3つの概念から成り立っている住宅のこと。

他にも太陽光発電や蓄電池があったり、HEMS(※1)でエネルギーをコントロールすることができる住宅がこれに該当します。

家電や電気設備とつないで使い、家庭で使う電気やガスなどの使用量をモニター画面などで目視(いわゆる「見える化」)できるようにする、
エネルギーを節約するための管理システムのこと。
家電機器を『自動で最適な状態に制御』するので、節エネにつながります。

2010年にスマートハウスが登場し、IoT機器はその後から参入してきました。
IoT機器を使うことが省エネに繋がるので、スマートハウスにとって、IoTは切っても切れない大切な存在です。

最近ではIoT機器を取り入れた住宅も、スマートハウスやスマートホームと呼ばれているため、
将来的には、同義語として使われていくようになるのでは、と言われています。

(※1)
HEMS(ヘムス)=「Home Energy Management System(ホーム エネルギー マネジメント システム)」
家庭で使うエネルギーを節約するための管理システムのこと。

IoT住宅のメリット・デメリット

メリット

≪スマホで家電を操作できる≫
今やすっかり生活必需品となったスマートフォン。これ一つさえあれば、様々な家電のスイッチをひとまとめに出来る上、どんな場所からでも操作ができるようになります。
今まで家に帰ってからしか出来なかった色々な家事を、仕事中や、帰宅途中でもスタートすることができます。

≪自然災害に備えられる≫
突然の雨や突風をセンサー感知したり警報を受信したりすると、自動で蓄電池に充電が開始されたり、シャッターが閉じて自宅を守ってくれます。
天候の予測にも自動で対応して、窓の開閉も自由自在です。

≪AIによる生活のサポート≫
IoT家電には人工知能が備わっているものも多く、室温、湿度管理はもちろんのこと、天気予報からエネルギー量を総合的に判断したり、
こちらの嗜好を把握して、食材管理やおすすめのレシピやよく買う食材を声で知らせてくれるものも。
また、スマホやパソコンからもお好みの制御方法を設定できます。

≪離れた場所にいる家族の安否確認≫
IoT家電と連動し使用状況の確認ができるため、鍵の開錠・施錠時間で子供の帰宅時間を確認できたり、
お湯をよく使用する家庭であれば、遠方に住む家族の安否を確かめることも、ポットの使用履歴を見るだけで、一目瞭然となります。

≪エネルギーの『見える化』が可能に≫
パネルでエネルギーをモニタリングできるようになるため、消費量を視覚的に把握することが可能になります。
また、省エネのアドバイスもしてくれるので、無駄遣いを防止するよう意識して取り組めるようになります。

デメリット

≪セキュリティ対策の課題がある≫
情報漏洩、不正侵入などの安全性は常に考えなくてはなりません。
サイバー攻撃などの影響を受け、場合によってはリスクを負う可能性もあります。
通信環境の整備を行って、利用者のセキュリティに対する意識を高めていくことも必要となってくるでしょう。

≪使いやすさに課題がある≫
遠方に暮らしている高齢の親族の見守り役としてIoT家電を導入する例もよく見られますが、
実際にスマートフォンやインターネットをあまり利用したことがない方でも、操作しやすくどのユーザーにも分かりやすい製品が望まれています。

≪型落ちが早い≫
こういったIoT製品の技術は日々進化しており、発展が目覚ましく、新商品が発売されたりバージョンアップされるペースが早いため、
サポート体制の面からも考えると、導入のタイミングは慎重に見極めることが大切になってきます。

自宅をIoT住宅にするには?

注文住宅の場合

新築で家を建てる際、IoT対応設備の導入を考慮するのであれば、
まずはIoT対応家電のコンセントが確保できるよう、環境を整備することが重要となります。
ロボット掃除機を導入するならば、段差をなくし、床に物を置かないよう工夫をしたり、レイアウトが簡単に変更できることが大切になってきます。
そして、ドアを引き戸にすることで、ドア分のスペースが削減され、結果的にバリアフリーにも繋がります。

経済産業省が推進する『LIFE UP プロモーション』により
IoT家電・機器を活用したサービスを契約した消費者に対して、ポイント付与やディスカウントなどの特典を政府が補助する制度も活用していくと良いでしょう。

ナカジツでは、お客様のご要望に応じ、初期コストをできるだけ抑えたIoT家電の導入相談も受け付けておりますので、是非お気軽にお問い合わせ下さい。

賃貸・中古住宅の場合

≪IoT技術が導入されている物件を選ぶ≫
賃貸の場合リフォームは難しい可能性が大きいため、ひとつの手段として、最初から電球一体型の防犯カメラや、
ワイヤレスモニター付きでスマートフォンの連動可能なテレビドアホンが導入されている物件を探してみるのも良いかもしれません。


≪後付けできるIoTアイテムを導入する≫

アレクサやグーグルホームなどのスマートスピーカーで照明やエアコンを連動させたり、ロボット掃除機などの導入を検討してみましょう。

スマートスピーカーの画像

また、中古住宅を購入した場合はIoT住宅へリフォームするという選択肢もあります。

株式会社不動産SHOPナカジツの≪中古+リノベーション≫ページを見てみる

既存の住宅であっても、IoT機器に使用するのは特定小電力無線(コードレス電話機と同じもの)もしくはWiFi回線であるため、
木造でもコンクリート造でも、通信障害の心配はほぼありません。
リフォームをきっかけに、IoT家電導入も一度検討してみてはいかがでしょうか。

身近になりつつあるIoT住宅~IoT住宅の例~

スマートロック

スマートロック画像

Wi-Fiなどの無線通信に連動させることで、スマートフォンなどの機器を用いて、玄関や車の鍵の開閉や管理がより便利になるIoT機器となります。

鍵そのものを丸ごと全て交換して設置するタイプと、
既存の鍵のつまみ部分(サムターン)に粘着テープで本体を貼りつける、工事不要タイプの大きく分けて2種類が存在しています。
大量の荷物で手が塞がっていてカギが取り出せない!といった場合でも、スマートフォンを持って近づけば自動で鍵が開きます。
もし鍵を他者と共有するような場合でも、鍵の開閉回数や期間を指定できると言った不正利用されにくい機能が備わっているタイプもあるので、使用用途によって使い分けることができます。

スマートリモコン

スマートリモコンとは、いろいろな家電の赤外線リモコンの信号を端末に覚えさせて、ひとつのリモコンで操作できるようにまとめたもののことを言います。

スマホアプリを利用することで外出先からも操作することが可能になります。また、スマートスピーカーとも連携させることができます。

スマートスピーカー

スマートスピーカーの画像

話しかけることで指示を受け取り家電を動かしてくれる、仲介役のような存在がスマートスピーカーです。
音声認識ができるので、ほかのIoT機器と連動させれば音声で操作ができるようになります。
かの有名なアレクサもこのスマートスピーカーの一種です。
Google、Apple、Amazon、LINEが代表的なメーカーとなっており、現在では約2,000円前後という非常にお手軽価格で手に入るものも出回るようになってきました。
この価格であれば、気軽にいろいろなものをIoT化したくなってしまいますね!

スマホで家電を操作

スマホやスマホアプリを使用することで、電波の届く場所であれば、どこからでも家電に指示を出すことが可能となります。
(あれ、ドアの鍵、閉めたっけ…)そんな、突然理由なくふと生まれてしまった不安や心配事も、スマート家電ならあっという間に解決。
IoT機器とスマホを連動させておけば、その場ですぐに現状を確認できるので、
あちこちに電話をかけたり、確認に戻ったり、あれこれ無駄に動く必要がなくなって、他の家事に時間を使えるようになります。
お子様の送迎の間や帰宅途中にお風呂の湯はり指示を出せば、家についてすぐに暖かい湯船で身体を温めることができますし、
ドラム式洗濯機を起動しておけば、乾燥まで終わったふかふかの洗濯物を取り込むだけ。
快適な生活とストレスフリーな時間を手に入れることができるのです。

IoT住宅を検討中の方は、ナカジツにご相談ください。

今回はIoT住宅について、様々な方向からご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
日常生活を送る上で、家事が大きく負担になってしまい、イライラ……なかなか家族との時間がとれない……IoT住宅は、そんな忙しい生活にストップをかけゆとりを作り、家族や自分にとってかけがえのない時間を生み出すことができる、そんな大きな役割を持っています。

IoT対応のハウスメーカーはいくつかありますが、ナカジツでも積極的にリフォームのご相談を承っております。
また、IoT家電はオプション(※2)から選択できるほか、機器の接続や設定、不具合対応も弊社にて対応させて頂いております。

施工段階から導入を希望・検討される方も、是非一度ご相談下さい。

株式会社不動産SHOPナカジツの≪中古+リノベーション≫ページを見てみる

(※2)
ナカジツで導入可能なオプション
照明消点灯/照明自動調光/お風呂お湯はり/玄関ドア開錠施錠/ドア・まだ開閉確認/電動シャッター開閉/宅配BOX通知/エアコン入切/消費電力確認


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