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【愛知県】老後に住みたい街を探そう!高齢者に優しい地域って?

【愛知県】老後に住みたい街を探そう!高齢者に優しい地域って?

掲載日:2021.05.31

老後のセカンドライフはどこか他の土地に住みたいなぁ、交通の便が悪いところは困るけど、都会のごみごみした雰囲気は嫌だし…そんなあなたにおすすめしたいのが愛知県。何故かは後程…ということで、まずは「老後に住みたい街」とはどんな所か、ということから一緒に考えてみましょう。

老後に住みたい街愛知

写真提供:AC

厚生労働省の「平成 30 年高齢期における社会保障に関する意識調査」によれば老後生活で「(子どもと)同居したい」とする割合は13.9%だそうです。「同居したい」親世代と「別居がいい」若い世帯という考えは過去のもので、“自分の”人生を謳歌するアクティブなシニアが増えているのかもしれません。

老後といえば、そのタイミングでライフスタイルに合わせて住み替えを検討される方もいらっしゃることでしょう。仕事をリタイアし故郷に戻ろうという方、高齢になった親や子どもの近くに住むため、自分のやりたいことをするため、理由は様々です。では、老後に暮らす街にはどんな要件が求められるのでしょうか。自分が快適に楽しく暮らせる街、愛知県の中で探してみませんか?

老後に住みたい街ってどんなところ?

まずは、どんな街に住みたいかの前に、老後の暮らしにはどんな条件が必要か、時間をどのように過ごしたいかを考えてみましょう。

医療施設の充実・健康に暮らす

冒頭にご紹介した同調査によれば、老後に最も不安に感じるものは「健康の問題」(47.7%)だそうです。確かに、毎日を豊かに暮らすために健康は欠かせません。では、街に求めるものは何でしょうか。

まずは健康維持のため、適度に運動ができる環境が周囲にあること。さらに、かかりつけ医が近くに持てる、もしもの際には高度医療も受けられるような総合病院が近くにあることも重要でしょう。

交通機関が発達している

高齢になった際に気になるのが自動車の運転です。免許を返納し外出が億劫になると、生活に張り合いが無くなってしまいます。タクシーを呼んだ際にすぐ来てくれる、バスや電車など公共交通機関が発達し交通の便が良い立地が理想的です。

高齢者サービスの充実

高齢者福祉が充実した自治体であることも重要です。歩道や公共施設のバリアフリー化も自治体の方針に沿って進められます。また、将来を考えて介護サービスや認知症対策への取り組みも見ておくとよいでしょう。自治体に安定した税収と取り組みがあるかどうかを確認してみましょう。

余暇を楽しめる

自由な時間ができたら、何をしたいですか?新たに住む街には趣味を楽しめる環境が整っているでしょうか。美術館や博物館、劇場などがの公共施設が充実していれば色々な展示やアートが楽しめます。海や山の自然が近ければ釣りやハイキングに気軽に出かけることも。大学があれば大人向けの公開講座(オープンカレッジ)を受講することも可能です。

資金的な問題

交通の便が良く、設備も整った都市部はどの年代層にも魅力があり人気のエリアです。そのため地価が高く、住み替えの費用が高額になってしまいがちです。では賃貸で良いのでは、となりますが、高齢者には賃貸物件を貸したがらない家主が多く、物件探しから難航するということも。ショックなことですが、知っておきたい事実なのです。

愛知県を老後に住みたい街としておすすめする理由

老後に住みたい街がどんなところか要望が固まりましたか?続いては愛知県をおすすめする理由を紹介していきましょう。

適度な都会性と適度な自然

愛知は適度な都会性と自然があり調和のとれた県です。海も山も近く、温暖な気候で年間の晴れの日も瀬戸内・関西エリアに次いで上位に入り、過ごしやすい地域でもあります。海は伊勢湾、三河湾、太平洋にも接しています。愛知県内には標高の高い山はありませんが、ちょっとしたハイキングを楽しめる低山が近く、適度な運動をしたい方におすすめです。

三大都市圏の中で物件価格が割安

物件が東京や大阪など他の都市圏に比べ安価なことも魅力です。三大都市圏での中古マンションの価格(70㎡あたり)を比較してみると、東京都が6,020万円と群を抜いて高額であり、愛知県は2,116万円と他県に比べ割安であるとわかります。

愛知県は自動車産業をはじめとした製造業が強く住宅取得能力が高い購入者が多いため全国水準で見れば価格は高めかもしれません。しかし、戸建志向があるためか首都圏・近畿圏ほど中古マンション需要は強くはなく、その傾向が反映されているようです。

各県内でも地域によって価格の違いはありますが、一つの目安になるのではないでしょうか。

名古屋市中心3区 東京都 都心6区 大阪市中心6区
3,768万円 10,178万円 5,276万円

出展:【2023年5月】三大都市圏・主要都市別/中古マンション70m2価格月別推移 | マンションデータPlus【トレンド・コラム】byノムコム 

交通網が発達している

愛知県は日本列島の中央に位置し交通網が発達しています。県内には中部国際空港、小牧空港の2か所の空港があり、国内外のアクセスに便利です。また、鉄道では東海道新幹線、東海道本線の他、名鉄(名古屋鉄道)や近鉄といった私鉄、名古屋市では地下鉄も走っています。将来的にはリニア中央新幹線も名古屋を通るため東京、大阪へのアクセスはさらに良くなります。

行政サービスの充実した自治体が多い

自動車産業をはじめとした製造業が発達しているため、安定した税収があり手厚い行政サービスを受けられる自治体が多く存在します。特に名古屋市や豊田市はその筆頭で、公共施設が充実しおり、高齢者向けのサービスや制度が整っています。

健康寿命が長い

愛知県の健康寿命は、男性 71.74 年(全国1位)、女性 74.93 年(全国3位)となっています。(平成22年データ)それを反映してかスポーツジムの数も全国一位です。健康を意識して体を動かす人口が多いことの表れでしょう。県民全体の健康水準を高める取り組みもなされています。

物価が東京などに比べると安い

最後にもう一点おすすめポイントをご紹介。愛知県は工業が発達しているイメージがありますが、農業王国の一面もあります。市区町村別で農業生産額1位の田原市、10位の豊橋市をはじめ名古屋市の付近でも園芸農業が盛んなため 、新鮮でお手頃価格の野菜や果物、花きなどを購入することができます。また、農産物以外も三大都市圏のなかでも物価が安く暮らしやすい土地なのです。

  名古屋 東京23区 大阪
コシヒカリ(5kg) 2,040円 2,283円 2,234円
牛乳(1000ml) 218円 236円 231円
鶏肉(もも100g) 146円 145円 156円
キャベツ(1kg) 178円 201円 191円
コーヒー(1杯 喫茶店) 435円 543円 450円

小売物価主要品目の都市別小売価格【2023年6月】

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愛知県で老後に住みたい街

実際に愛知県内の老後に住みたい街を見ていきましょう。

名古屋市

名古屋市は三大都市圏に数えられながら都市機能が集中しコンパクトで暮らしやすい街です。賑やかな市街地から、緑が多く閑静な住宅街まで様々な顔を持ちます。大型のショッピングセンターが多く買い物が便利ですが、円頓寺商店街や大須商店街など昔ながらの商店街が残る地域もあります。

大須商店街

写真提供:AC 「大須商店街」

地下鉄や路線バスが発達し交通の便が良く、特にバスは「基幹バス」ともいわれ専用道路があるほど強化されています。そのため、物件選びの際は鉄道沿線だけでなくバス路線沿いもおすすめです。名古屋市交通局と名鉄がバスを運行しており、シニア向けの乗り放題定期券を発売している点も嬉しいですね。名古屋駅、栄駅をはじめとしてバリアフリー化が進められています。また、名古屋市内ではタクシーの初乗り料金が最低価格430円から(2021年5月現在)と利用しやすいことも嬉しいポイントです。

参照:バリアフリーマップ | 介護・障害情報提供システム https://www.kaigo-wel.city.nagoya.jp/view/wel/docs/2020030200032/

愛知芸術文化センター

写真提供:愛知県 「愛知芸術文化センター」

名古屋市は公共施設が充実しており、名古屋市美術館、名古屋市博物館、エコパルなごや(生涯学習センター)、テニスや屋内での水泳などが楽しめるスポーツ施設も多数あります。

病院数は人口比率でいうと全国の平均値を下回ってはいますが、「名古屋大学医学部附属病院」「名古屋第二赤十字病院」「名古屋私立大学病院」「南生協病院」「赤十字病院」などなど、設備の整った総合病院が多く、充実しています。診療所、歯科診療所、薬局については全国平均を上回っており、普段診療を受けるようなかかりつけ医院の心配はなさそうです。

参照:名古屋市:医療施設数・薬局数(人口10万人当たり)(NAGOYAライフ)(市政情報) 

また、愛知県は映画館数が都道府県別で東京に次いで2位。特に名古屋市内には名古屋シネマスコーレ、名古屋シネマテークといったミニシアターが点在し、大手のシネコンではかからない単館系映画を楽しむことができます。伏見にある御園座では毎月歌舞伎や演劇の公演があり、大学の数も多いため公開講座を利用して興味のある勉強をすることもできます。この通り、名古屋はアクティブに暮らすには最適な文化的にも充実した街なのです。

名古屋市の物件を見る▶

豊田市

豊田市はさすが「世界のトヨタ」の企業城下町だけあって、自動車での交通が便利な街。そのため公共交通機関よりも、自動車での移動が便利、という声が多く聞こえます。ですが、自動車を所有していなくても大丈夫。市内のちょっとしたお出掛け使える「Ha:mo RIDE(ハーモ ライド)」というカーシェアリングを利用できるのです。電気で動く小さな車体は運転に少し自信がなくても乗りやすく、ちょっとした買い物や通院、スポーツジムへのお出掛けに大活躍です。

参照:豊田市 ハーモライド https://hamo-toyotacity.jp/

豊田スタジアム

写真提供:AC「おいでん祭りの花火に彩られる豊田スタジアム」

また、市の行政サービスが充実しており、公園やスポーツ施設(スカイホール豊田、豊田スタジアム)、建物と庭園も美しい豊田市美術館といった公共施設があり市民に親しまれています。

豊田市では高齢者保健福祉計画が実施されており、高齢者の生きがいづくり支援、社会参加型介護予防事業の展開、高齢者の社会参加の促進のため集いの場を設けるなどの取り組みがなされています。さらに、在宅医療と福祉の連携強化や認知症サポートの強化といった支援制度も手厚いものとなっています。

参照:第8豊田市 2021年度~2023年度高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画

工業の街というイメージの一方で、豊田市の東側には豊かな自然が広がっています。市街地から程近い「豊田市自然観察の森」や紅葉で有名な「香嵐渓」ではバードウォッチングや四季の移ろいを感じながら散策を楽しむことでできます。

香嵐渓の紅葉

写真提供:AC「香嵐渓」

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大府市

大府市は名古屋市と三河の間に位置し、程よい田舎のため静かで治安がよい地域です。

名古屋駅まではJR大府駅から約14分とアクセスがよいため、買い物などにも気軽に出掛けられます。また、JR武豊線の乗り換え駅でもあり、知多半島方面、中部国際空港へもすぐ出られます。市内を東西に国道が走り自動車での交通も良好です。

「ふれあいバス」という大府市循環バスは大府市公式キャラクターの「おぶちゃん」がデザインされ、かわいらしい見た目で東・北・西・南・中央コースの市内5コースを循環します。70歳以上の方は交付される「ふれあいパス」を提示することで無料で 乗車が可能です。

大府市は『健康都市おおぶ』宣言しており、市民の健康づくりのために健康増進や食育、高齢者福祉・認知症施策などへの取り組みを行っています。医療の面では、高齢者の総合的な内科診療のための老年内科を擁する「国立長寿医療研究センター」があり、診療の他、研究や認知症サポートの医療研修も行われています。その他にも「認知症介護研究・研修大府センター」といった研究施設があり、大府市の健康への取り組みがうかがえます。

緑が多く、自然豊かな公園多い大府市。ウォーキングやジョギングを楽しめるコースのある「あいち健康の森」、バーベキュー施設や遊具もある「大府みどり公園」その名の通り大きな池と遊歩道がある「二ツ池公園」といった公園があります。河津桜やミモザなど季節の花々が植えられ、四季を感じながら散歩を楽しめます。

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あいち健康プラザ

写真提供:AC「あいち健康プラザ」

リロケーションダメージについて考える

リロケーションダメージとは、住み慣れた馴染みのある場所から新しい場所に移ったことによる環境の変化によって心身にストレスがかかることです。若い年齢であっても環境の変化は多かれ少なかれストレスを伴いますが、高齢の方や特に認知症の方はその不安から健康を害してしまう恐れがあります。また、環境が変わることによって、行動範囲が狭まり身体能力が衰えてしまうことも心配です。

今あるライフスタイルや習慣が新たな生活環境でも続けられるか、よりよい環境になるか検討してみてください。

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冒頭でもご紹介したように、愛知県は都会性と自然の調和がとれた暮らしやすい街が多くあります。近年では名古屋以外の街でも駅周辺に新しくマンションが建築されており、都市型の生活への変化も進んでいます。豊かなセカンドライフを送るためにも、愛知県で新たな住まい探しをしてみませんか?

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