写真提供:熊本県観光連盟 「熊本城」
阿蘇山や白川水源、有明海をはじめ、豊かな自然がありつつ、半導体製造大手TSMCの工場誘致で注目されている熊本県。そんな熊本で、どの街が人気を集めているのでしょうか。
熊本で人口増加が際立つ市区町村
直近の国勢調査の結果では熊本県内の人口増加が大きい市区町村は合志市、菊陽町、嘉島町、大津町、となっています。(前回2015年の国勢調査との比較)いずれも熊本市の近郊の市町であり、熊本市のベッドタウンとして発展していることがわかります。
それでは、人気の街のいくつかを見ていきましょう。
熊本市南区
交通が充実し発展が続く街
2015年から2020年にかけて、実は熊本市西区、北区では人口が減少しています。そのなかで人口増加をしているのが南区です。
人口は13万人ほどで、加勢川、緑川といった一級河川が東西に流れます。豊かな水源を利用した農業が盛んな地域です。有明海に面しているため、海苔や貝類などの漁業も盛んです。
交通の面では平成28年にJR西熊本駅、平成29年に九州縦貫自動車道の城南スマートインターチェンジが開設されアクセスが良くなりました。
熊本市中央区
新旧の文化が栄える熊本県の中心地
熊本市の中央にある人口18万人の区です。東西に白川が流れ、区内を路面電車が走ります。白川と並行して走る坪井川の北側には日本三名城にも数えられる熊本城がそびえます。
熊本県の有名なマスコットである「くまモン」の名を冠した「くまモンスクエア」は土産物屋が集まる大規模なショッピングモールです。
上通・下通のショッピングアーケードは熊本随一の繁華街です。デパートやブティックなどが入っており、グルメも楽しむことができます。
写真提供:熊本県観光連盟 「下通アーケード」
合志市(こうしし)
熊本市のベッドタウンとして伸び率が大きい街
合志市は人口6万1000人、面積は53.19k㎡と大きな市ではありませんが、熊本市の通勤、通学のベッドタウンとして人気の街です。また、市内には工業団地が並び、農業と工業のバランスのとれた街と言えます。
住宅地、商業地が熊本電鉄や国道などに沿って広がっており、東洋経済新報社による「住みよさランキング2021」で全国第25位、九州・沖縄地区内では2位を獲得しています。
写真提供:写真AC 合志市「竹迫城跡公園」
菊陽町(きくようまち)
半導体製造大手誘致で一躍脚光を浴びる
2021年10月に台湾の半導体製造の大手TSMCの工場誘致で全国から注目が集まる地域です。誘致決定後、菊陽町の工業地の地価は31.6%の上昇を見せ、それにともない商業地や住宅地の地価も上昇しています。
しかし、市の大半が市街化調整区域であり、開発が制限された農業振興地域に指定されているため、進出を検討する企業の8割が土地を確保できずに断念をする、という事態が発生しました。今後、規制緩和が進むのか、農業と工業のバランスのとれた発展が進むとよいですね。
写真提供:写真AC 菊陽町「馬場楠井手の鼻ぐり」
まとめ
緑と水の自然があふれる熊本市と周辺の街。これからの発展が楽しみなこの街で新居を探してみてはいかがでしょうか。
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