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外壁塗装の塗り替えるタイミングはいつ?業者選びのポイントは?

外壁塗装の塗り替えるタイミングはいつ?業者選びのポイントは?

掲載日:2019.11.29

外壁塗装と聞くと、家の外観の色を変えるだけと思う方もいらっしゃるかと思います。ですが、外壁塗装は紫外線からのダメージや耐熱性を上げたりする効果も含まれているのです。そこで今回は、塗装が劣化してしまうとどうなってしまうのか、そして外壁塗装の業者を選ぶときのポイントなどについて紹介していきます。

外壁塗装の相場費用

外壁塗装は塗料や建物の広さ、築年数によって塗装料金が変動するため、ここではあくまでもの目安をご紹介します。

30坪の戸建てを塗装する場合は80万円~140万円になります(幅が広いのは、塗料に差があるため)。 塗料代、足場代、工事代といったように費用が分かれています。

足場代が無料とうたっている業者も見かけますが、かなりの確率で悪徳業者であるため注意が必要です。理由としましては、時間や人件費をかけて作る足場の代金を無料にすることはほぼ不可能であるからです。また、たとえ本当に無料であったとしても、工事代などに加算されている可能性があります。

計算の方法

外壁塗装費用の算出方法をご紹介しましょう。これさえ知っていれば金額が適正かどうかを検討することができます。

費用は「塗装する面積」×「塗料の単価」=「塗装する面積の施工金額」で算出することができます。塗装する面積なんてわからない、と思われるかもしれませんが、住宅の延床面積からおおよその数値が分かるのです。例えば一般的な住宅の建坪数である30坪(99.3㎡)の外壁面積は120㎡ほどです。

次に、知っておきたい数字は「塗料の単価」です。これも相場よりも高い業者は要注意です。一番安価なシリコンでは㎡あたり3,000円程度、一番高価な無機塗料では5,500円程度です。

外壁塗装は下塗りと上塗り(2回目、3回目)といった複数回の塗装が行われます。

外壁塗装の支払いのタイミング

業者によって代金の支払いタイミングは違うことがありますが、多くの場合が塗装工事完了後の一括払いです。一部の業者では塗装工事開始前に手付金が必要になることもあるようです。

注意が必要になる支払い方法は着工前の全額支払いや、着工前や中間金としてほぼ全額に近い金額を請求する場合です。施工の前や途中で支払いが完了してしまうと、作業をいいかげんに済まされてしまうといったトラブルの要因となります。

代金が高額になる場合はリフォームローンを選択することもあるかと思いますが、業者にあらかじめ対応可能かを確認しておきましょう。

外壁塗装の耐用年数と長持ちさせるコツ

外壁を塗りなおすとなると、足場を組んだりご近所に挨拶をしたりと大ごとです。だからこそ、できれば塗装を長持ちさせたいもの。そのための方法をご紹介します。素材の特徴については下記で紹介していますので、是非ご覧ください。

耐用年数

外壁塗装の耐用年数は塗装の素材によって変化します。短いと3~4年ですが、長いと10~20年も持ちます。耐用年数が長い塗料はその分金額が上がりますが、塗装工事を短いスパンで行うと施工費がかさみます。比べて検討してみましょう。

外壁塗装の耐用年数は塗装の素材によって変化します。短いと3~4年ですが、長いと10~20年も持ちます。素材の特徴については下記で紹介していますので、是非ご覧ください。

長持ちさせるコツ

塗装を長持ちさせるコツをご紹介します。業者が担当する部分であったり、専門的な知識が必要な内容ですから、要望に応え適切なアドバイスをしてくれる業者を選びましょう。

塗装前の洗浄

まずは塗装する前に建物の表面の汚れをしっかり落とし、塗料がしっかり付きやすい状態にしておきます。汚れなどが付着しているとその部分だけ塗料が付かずムラができる原因にもなり、塗装が剝がれやすくなったりしてしまうため、業者の方に高圧洗浄をしてもらい汚れをしっかり落としてから塗装してもらうようにしましょう。

相性の良い塗料選び

外壁の素材と塗料には適した組み合わせがあります。耐用年数が長くて良い塗料を使用したとしても、建物との相性が悪く10年持つはずのものが7年しか持たなかったりすることもあります。ですので、塗料を選ぶ際は建物との相性を考えて選ぶことをおすすめします。

定期的なメンテナンス

せっかく業者に綺麗に塗装してもらった外壁なので、長く綺麗に使い続けたいですよね。そのためには、定期的に外壁をきちんと清掃してカビなどが発生しないようにしましょう。また、数年ごとに業者にもメンテナンスを依頼し、プロの目線でしっかりチェックをしてもらうことも大切です。

塗装の劣化による不具合はどんなことがおきる?

外壁塗装の役割は外壁を保護することです。外壁は日射や風雨から住宅を守っています。こまめに劣化を確認し塗装のメンテナンスを行うことで、外壁の劣化を防ぎ外壁自体だけでなく住宅も長持ちさせることができるのです。

塗装が劣化してくるとどのような症状や不具合が起きてしまうのかを紹介していきます。外壁をチェックして、メンテナンスが必要か確認してみてくださいね。

クラック

クラックとは外壁のひび割れのことをいいます。「ヘアクラック」「乾燥クラック」「構造クラック」などがあり、発生する原因はさまざまです。このクラックを放置しておくと、美観を損ねるだけではなく塗料が剥がれやすくなったり雨漏りがしたり、建物の耐久性が落ちるといった不具合が起きてしまいます。ひび割れの幅が0.3mm以下であれば、ホームセンターなどで購入できるセメントチョークやスプレー式のセメントを使用し、自分で補修することが可能です。0.3mm以上の幅がある場合は、早めに業者に相談して補修をしてもらうようにしましょう。

カビや苔

外壁の防水性が落ちてくると壁の湿度が高くなり、カビや苔が発生しやすくなります。ひび割れたわけでもないから問題無いと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、カビや苔も建物に悪影響を及ぼします。苔は外壁の劣化を進行させ、カビは人体にまで悪影響があるため、発生したら取り除くようにしましょう。ただ、ここで注意したいのが掃除のときに力を入れすぎてしまうと壁にダメージを与えてしまうことがあるということです。また、自分では届かない所もあると思いますので、業者に依頼するのも一つの選択です。

チョーキング現象

チョーキング現象とは外壁に触れたときに白い粉が付着する現象のことをいい、「白亜化現象」とも呼ばれています。紫外線の影響や建物と相性が良くない塗料が塗られている場合などにこの現象は起こります。目に見えてわかりやすい現象であるため、不安を煽って契約を取り付けようとする業者に気を付けてください。とは言え、壁の保護がほぼ無い状態なので外壁塗装の塗り替えを行う必要があることには確かです。焦らずネットのレビューを参考にしながら優良業者を見つけて塗り替えを依頼しましょう。

サビ

外壁塗装をしていても、稀にサビが発生することがあります。これは、チョーキング現象により防水効果がなくなってしまった壁や、近くのサビている物からのもらいサビなどが原因になっています。サビを放置しておくと壁だけではなく内部まで浸食していき、最悪の場合壁が崩壊したりします。壁の表面に発生している軽度なサビなら洗浄して落とすことは可能です。しかし、サビが内部まで浸食してしまった場合は専門業者に依頼してサビを除去してもらうと同時にサビが再発しないようにサビ止めを塗ってもらうなどしましょう。

塗装の色や素材選びのポイント

塗料にもさまざまな色や種類があります。まずは色の選び方について。

人気の外壁塗装の色にはあまり流行り廃れがなく、くすんだ白系の色が選ばれることが多くなっています。というのも、クリーム系、濃すぎないグレー系の外壁は汚れが目立ちにくい、という理由からです。真っ白では黒っぽい汚れが目立ちますし、あまり暗すぎる色では黄土色や薄茶色の土埃の汚れが目立ってしまいます。土埃が多いのか、工場の煤が付くのかという周囲の環境によっても変わりますが、汚れが目立ちにくいというポイントにも注意して選んでみましょう。他にも、鮮やかな色は紫外線によって退色しやすい、黒などの濃い色は熱を吸収し室内が暑くなってしまうという懸念点があります。

次に、塗料にもさまざまな色や種類があります。自分はどの塗料を選んだほうが良いのか。また、どのくらい長持ちするのかなどの目安にしてください。(耐久性の年数は、あくまでも目安です)

アクリル塗料

耐久性・耐用年数 ☆(5~7年)
コストパフォーマンス☆☆☆☆☆

アクリルは塗料の中で一番安いですが、紫外線に弱く塗膜が硬いためひび割れが起きやすいというデメリットがあり、長期的な使用にはオススメできません。ですが、カラーバリエーションが豊富で発色も良いため、外壁の色をすぐに変える予定がある方はアクリルを選んでみるのも良いかもしれません。

ウレタン塗料

耐久性・耐用年数☆☆(6~9年)
コストパフォーマンス☆☆☆☆

現在の主流がシリコン塗料やラジカル塗料になってきたため、最近では使用されることが少なくなってきました。紫外線を受けると変色してしまうことがある、湿度に弱いといったデメリットがありますが、弾性があるためひび割れに強く、密着性が高いため塗料が下地にしっかりと付着します。ひび割れが気になる方やコストを抑えたいときなどはウレタン塗料を選んでみるのも良いでしょう。

シリコン塗料

耐久性・耐用年数☆☆☆(9~13年)
コストパフォーマンス☆☆☆

シリコン塗料は塗料のなかでもかなりの人気を誇っています。人気がある理由としては、ウレタンよりも少し価格は高くなりますが、それを補う耐久性、防汚性、耐熱性などを持っているため長期的に見るとウレタンよりもお得になります。そんな素敵なシリコンですが、いくつか注意しなければならないことがあります。

シリコンのグレード

同じシリコンであってもグレードによって耐久性が大きく変わります。グレードが変動する理由はシリコンの含有率です。業者が極端に安価でシリコンを提案してきたら、どのようなシリコンを使用するのか確認してみましょう。

扱う業者が多い

シリコン塗料は人気あるが故に、扱う業者も多いです。なので、ただシリコン塗料を取り扱っているというだけではなく、施工実績や塗料の詳しい情報などを教えてくれるかどうかも確認しましょう。

ラジカル塗料

耐久性・耐用年数☆☆☆☆(12~15年)
コストパフォーマンス☆☆
現在、シリコン塗料と並んで人気がある塗料です。このラジカル塗料ですが、ラジカルという成分からできているのではなく、「ラジカル」という劣化因子の発生を抑える効果がある塗料で、「ラジカル制御型塗料」のことを指しています。劣化因子の発生そのものを抑えることにこだわっているためチョーキング現象などが起こりにくく、長く使用することができます。また、モルタルやコンクリート、アルミなど下地も選ばずに塗ることができるのも大きなメリットです。ですが、シリコン塗料と同様でラジカル制御型塗料の含有率によってグレードが変動するため、業者に依頼する際は注意が必要になります。

フッ素塗料

耐久性・耐用年数☆☆☆☆☆(15~20年)
コストパフォーマンス☆

フッ素塗料は対候性・耐寒性・低摩擦性・不燃性・防カビ性・防水性などをもっており、とても優れた性能になっています。耐久性や耐用年数が高い分、価格も高くなっています。また、汚れに強いため次もフッ素を選ばなければ上手く塗り替えができない可能性がある、塗膜が硬いため地震などでヒビが入りやすいなどのデメリットがあります。デメリットになるほど汚れに強くて硬いので、長く使いたい方にはおすすめの塗料です。

業者選びの注意点やポイント

ただ塗料を塗るだけと思うかもしれませんが、塗装の際に問題があると塗装が剥がれやすくなるだけでは済まず、構造物の耐久性自体が落ちてしまうなんてこともあります。そうならないためにも、どのような業者を選んだ方が良いのかについてのポイントを紹介します。

1.塗装技能士がきちんといるか

塗装技能士とは、塗装技術を認定する国家資格です。受験資格には2級だと実務経験2年以上、1級だと実務経験7年以上が必要になるため、塗装技能士に塗装を依頼をすれば安心して任せることができるでしょう。

2.ホームページに情報が公開されているか

もし、不当に高額な塗装を行っている業者であればホームページに塗装料金の情報が公開されていないでしょうから、料金がきちんと公開されているかチェックしてみましょう。また、施工実績やブログ、代表取締役のプロフィールなども確認することで、安心して依頼できる業者であるか事前に調べることができます。

3.複数の業者から見積もりをもらう

1社だけに絞って見積もりを行ってしまうと、詳しい相場もわからずに即決してしまいそうになります。その業者が優良であれば何も問題はありませんが、もし悪徳業者だったら怖いですよね。ですので、必ず複数の業者から見積もりをもらい、相場価格なのか、きちんと説明をしてくれるのかなどを確認してから決めましょう。

予算を抑えたい!DIYや部分的な塗装、実はコストUP?

外壁塗装の見積もりを依頼したところ予想以上の金額だったために、自分でやってみようと思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、塗装のためには刷毛や養生テープ、高圧洗浄機などの専門の道具を揃えなければなりませんし、慣れない作業に思いのほか手間取って 時間が掛かってしまうかもしれません。そうなるとDIYも決して「安い」とは言えませんよね。

さらに、職人が塗装したものと違い壁面の汚れが綺麗に落ちておらず塗料が剥がれやすかったり、塗りムラができたりと仕上がりもよくないかもしれません。そうすると、見栄えが悪いだけでなく壁面を保護するという本来の目的が果たせず短期間で塗り直しが必要になってしまいます。加えて、壁面の高所作業は転落の危険が伴うので、専門の業者に依頼することをお勧めします。

外壁のリフォームもナカジツ

今回は、外壁塗装についてご紹介させていただきました。普段から外壁を気にしている方はあまりいないかと思いますが、この記事を読んで少しでも外壁塗装について興味を持っていただけたら幸いです。 もし、外壁塗装の塗替えについてお悩みでしたら、お近くの不動産SHOPナカジツにご相談ください。 お客様のご希望に合わせ、お客様のお家に合った塗料などを提案させていただきます。

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