皆様は、RC造という言葉を聞いたことがあるでしょうか?RC造とは、鉄筋コンクリート構造の略称となっています。RC造はマンションやビルなどで用いられることが多いのですが、耐久性能が高いため、戸建住宅にも使用されることが増えてきました。
そこで今回は、RC造の坪単価や、RC造で住宅を建てる際のポイントなどをご紹介します。
目次
そもそも坪単価とは?
まず、RC造の坪単価をご紹介する前に、そもそも坪単価とはどうやって算出しているのかについて説明します。
坪単価とは、建物の床面積1坪あたりにかかる建築費用のことで、建物の本体価格を延床面積で割って計算します。
例として、建物の本体価格が4,000万円、延床面積が50坪である場合は「4000万円÷50坪=80万円」として、坪単価が80万円と算出することができます。
また、坪単価には別途工事費や諸経費が含まれていないことが一般的であるため、坪単価と実際の費用には差が出てきてしまいますのでご注意ください。
RC造の坪単価は?
上記では坪単価の算出方法について説明しましたが、ここからは本題であるRC造の平均坪単価をご紹介します。また、比較ができるように木造と軽量鉄骨造の平均坪単価もご紹介しますので、是非ご参考にしてください。
木造の坪単価
木造は日本では最も多い造りになっており、坪単価も他の造と比べて安価になっております。
全国 | 56.76万円 |
東京都 | 58.08万円 |
大阪府 | 56.76万円 |
福岡県 | 56.76万円 |
愛知県 | 57.09万円 |
軽量鉄骨造の坪単価
鉄骨造は軽量鉄骨造と重量鉄骨造があり、鋼材の厚みが6mmを超えるものは重量鉄骨造、6mm以下を軽量鉄骨造と呼びます。鉄骨造という重量鉄骨を指す場合が多いですが、この坪単価では軽量鉄骨を含めた値となります。
全国 | 82.5万円 |
東京都 | 98.34万円 |
大阪府 | 82.5万円 |
福岡県 | 82.5万円 |
愛知県 | 85.8万円 |
RC造の坪単価
頑丈で耐火性や耐震性に優れています。木造や鉄骨造と比較すると高価になってしまいますが、資産価値も高いため注目されています。
全国 | 85.8万円 |
東京都 | 105.6万円 |
大阪府 | 85.8万円 |
福岡県 | 85.8万円 |
愛知県 | 85.8万円 |
構造ごとの耐用年数からみる坪単価比較
- 【自己居住用住宅の法定耐用年数】
- 木造…33年
- 軽量鉄骨造…40年
- RC造…70年
上記の説明でもわかるように、RC造の法定耐用年数は木造の倍以上あります。購入時の金額だけを見ると高く感じてしまいますが、長い目で見るとRC造の方が最終的な価値が高いです。
RC造で住宅を建てるメリット
耐用性
法定耐用年数が圧倒的に長いため資産価値も高く、建物自体も頑丈であるため長く住むことができます。
デザインの自由度
RC造は基本的に鉄筋で型をとってコンクリートを流し込んで建ててため、デザインの自由度も高いです。
個性的で美しいファサードの住宅に住んでみたいという方にもおすすめです。
耐火性
コンクリート壁が熱に強いので、RC造は1000℃の熱さにも数時間の耐久が可能と言われています。木造や鉄骨造であれば全焼や倒壊をしてしまうおそれがある火災でも、RC造は焼けることはありません。建物が密集して火災が燃え移る可能性がある住宅街でも安心して住めるのではないでしょうか。
防音性
素材が重ければ重いほど遮音性が高いため、重くて硬いコンクリートを使用しているRC造は防音性に優れています。
自宅で音楽を流したりパーティーを開いたりして近所迷惑にならないか気になる方にも是非ご注目していただきたいです。
耐震性
コンクリートが圧縮される力に強く、鉄筋の引っ張る力に強い特性を併せ持つため地震にも強いです。また、鉄筋コンクリート自体も重量があるため揺れも少ないです。
気密性
RC造は一部屋一部屋の気密性が高いため冷暖房も効きやすいです。省エネにも期待できるため、電気代などの節約もできます。
また、下記のリンク先にRC造についてもう少し詳しく書いてありますので、是非ご参考にして下さい。
頑丈で美しいRC造
今回は、RC造の坪単価やメリットをご紹介させていただきました。
購入時の坪単価だけを見てしまうとやはりなかなか手を出しにくい金額にはなってしまうものの、長い目で見たときの耐久性や資産価値、そして美しいファサードは魅力的です。
RC造の住宅をお探しなら、不動産SHOPナカジツにお任せください。