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坪単価の平均はどのくらい?ハウスメーカーと工務店はどちらが安い?

坪単価の平均はどのくらい?ハウスメーカーと工務店はどちらが安い?

掲載日:2019.09.20

注文住宅

注文住宅を建てるにあたって、ハウスメーカーや工務店を選ぶ目安ともされる「坪単価」ですが、一体どれくらいが相場なのでしょうか。
また、ハウスメーカーと工務店、よく比較がされますがどちらがよいのでしょう。坪単価を抑える方法や、数多のハウスメーカー・工務店から適切な依頼先を選ぶコツはあるのでしょうか。今回はそんな疑問について調べてみました。

ナカジツの注文住宅Asobi-創家

坪単価の基本

さて、まずは坪単価の基本を知っていきましょう。ちなみに坪という単位は奈良時代に定められました。登記には平米(㎡)が用いられますが(計量法第 )、不動産の物件情報などでは古くからの慣習として坪という単位が多く使われています。厳密には1坪は3.30579㎡ですが、簡易的に3.3㎡として計算したりします。

坪単価とは

坪単価とは一坪(約3.3m2)あたりの建築費をいいます。坪単価の計算方法は「建物の本体価格」を「延床面積」で割ることで出てきます。「延床面積」とは各階の床面積の総和です。

例えば建物の価格が1200万円で延床面積が30坪の場合、1500万÷30坪=50万円ということになります。

しかし、坪単価の算出するための「延床面積」の定義には共通のルールがないため、坪単価を業者選びのための比較基準として使うには注意が必要です。なぜ坪単価があてにならないか?は後述しますのでご覧下さい。

施工面積にはバルコニーや吹抜けなども含まれ、延べ床面積は異なる

延床面積と施工面積の違い(関連記事「延床面積」より)

<関連記事>延べ床面積とは?家を広く感じさせるための工夫

注文住宅の坪単価の相場は

他所(よそ)のおうちがどれくらいの費用で建てられているのかは気になるところ。まずは全国の平均をご紹介します。また、大手ハウスメーカーと工務店の坪単価についてもざっくりと知っておきましょう。ですが、この時点で坪単価を比べるのは早計です。先ほども書きましたが、坪単価の比べ方にはコツがあるのです。

注文住宅の坪単価、全国平均は?

住宅金融支援機構のデータによると、「フラット35」を利用し建築または購入した住宅の全国平均の坪単価は約88.2万円でした。愛知県だけに絞ってみると約90.4万円となります。

一方、国土交通省の2018年統計データからは一坪当たりの工事予定額は全国では64万円/坪、愛知県では71万円/坪となりました。国土交通省データでは分譲住宅の価格もあり、そちらは50万円/坪となっていました。こちらでも全国平均に対し愛知県が高い結果となっています。

出展:2018年建築着工統計調査(国土交通省総合政策局)
(新築住宅)利用関係別、建築主別、建て方別(住宅の工事費)/戸数、床面積、工事費予定額、1戸あたり工事費予定額、1平米あたり工事費予定額

大手ハウスメーカー

大手ハウスメーカー

大手ハウスメーカーでも、ローコスト住宅が得意なメーカーと、高性能住宅やラグジュアリーな外観・内装の高価格帯のメーカーが存在します。
ローコスト注文住宅は坪単価2、30万円~50万円というのが一般的なようです。有名どころではアエラホーム、アイダ設計、アイフルホーム、タマホームなどがあります。
各大手ハウスメーカーや工務店からローコスト価格帯での商品が展開されており、そのコスト削減の方法も様々です。例えば建材、設計デザインをシンプルにし、施工費を抑える方法などがあります。また、ローコスト住宅は予め決められた中から間取りや設備などを選ぶセミオーダーの場合が多く、オプションをつけると逆に高くなってしまうこともあるため要注意です。

高価格帯のハウスメーカーは坪単価70万円以上になります。積水ハウス、住友林業、三井ホームズ、ヘーベルハウスなどは坪単価90万円以上にもなるようです。キッチンや浴室、トイレといった標準設備のグレードも高くなりますし、高断熱・高気密の高性能の住宅を得意としています。RC造や鉄骨造などの独自工法を持ち、差別化を図っているハウスメーカーもあります。

関連記事:ローコスト住宅ってどんな家?契約するときの注意点は?

工務店

工務店

工務店に依頼した場合、坪単価50万円からの価格帯が多いようです。一般的に、大手ハウスメーカーの7割程度の金額で同じ設備の住宅が建てられると言われています。

地域密着の小規模な会社が多く、請負エリアが決まっており遠くの現場は受けてもらえないことも。有名どころの一条工務店は「工務店」と付きはしますが全国展開する大手ハウスメーカーです。

ハウスメーカーのほうが工務店より高い理由

一般的に同じグレードの住宅を建てたとしても、大手ハウスメーカーで建築したほうが割高な坪単価となります。それには下記のような理由があるからなのです。

モデルハウスの人件費

モデルルーム

大手ハウスメーカはアクセスの良い(地価の高い)エリアにショールームを持っていたり、展示場にモデルハウスを保有しています。
そういったモデルハウスなどにかかる費用はもちろんですが、常時スタッフを配置しているため人件費も必要です。

大規模な実験や商品開発費

耐震実験

地域密着の工務店であれば、ある地域に限定して営業を行うため出張費や電話代、通信費などの経費が抑えられます。全国を対象とするハウスメーカーよりも価格が安く抑えられるわけです。
また、大手ハウスメーカーでは建材や設備、新しいライフスタイルを提案するような住宅など商品開発を行っています。耐震・免震のための実物大実験は大手ハウスメーカーでなければできないでしょう。そうした調査、研究開発には多くの人と費用が必要です。

宣伝広告費

一番のポイントは、やはり広告宣伝費でしょう。テレビCMには有名タレントを起用しますし、その他様々な媒体に広告を打っています。住宅関連大手企業の広告を見ない日はないほどです。集客のために各大手ハウスメーカーは莫大な費用を投じているのです。

坪単価を比較するときのポイントは

理想の住宅が欲しいけれど、予算にも限りがある。数多くのハウスメーカーや工務店の中から一つ、マイホームの請負業者を選びだすため、比較するのはたやすいことではありません。そこで「坪単価」を指標として使いたくなる気持ちは大いにわかります。しかし、異なるハウスメーカーや工務店の間で安易に坪単価を比べてはいけません。その理由を説明します。

まずは企業によって坪単価の定義が異なることを理解する

色々なハウスメーカーや工務店で使用されている「坪単価」。しかし、その内容は決して同じものではありません。

例えば、ハウスメーカーAで坪単価70万円、工務店Bで坪単価60万円だったとします。工務店Bの方が坪単価が安いからと言って、完成した住宅が必ずしもハウスメーカーAで建てたものより安くなるとは限りません。単純に坪単価を比較してはいけないのです。それは以下の理由からです。

また、低価格をウリにしている業者に関してはサイトや、営業の説明からどのようなコストの抑え方をしているかを確認し、納得いくまで調べることが比較のためには必要です。

坪単価に含まれるもの、含まれないもの

坪単価の定義はとても曖昧です。
メーカーによって坪単価に含まれる費用は様々ですが、売り手側の心理としては少しでも安くお得に見せたいものです。手数料や外構などの本来必要な費用が含まれていないこともあるのです。ですから、坪単価だけで予算を考えていたら、結果トータルで大きくオーバーしてしまうということも起こりかねません。

本体工事にどこまで含まれるか

坪単価の曖昧さの原因の一つに、建築費をどこまでと定めるかが明確になっていない、という点が挙げられます。
例えば、分譲住宅を購入した際には基本的にクーラーはついていません。雨戸やカーポート、カーテンレール、照明器具も追加工事が必要な場合があります。それらは坪単価の計算に入っていないことが多いのです。

施工面積と延床面積の違い

「坪単価」の算出は各ハウスメーカー、工務店によって違いがあるため、どのように値を出しているか確認するようにしましょう。
坪数が大きいほど単価が下がることになりますので、延床面積にベランダやポーチなど、通常の延床面積に加えない箇所をプラスしたものを総合施工床面積として坪単価を算出する方法が一般的です。

坪単価を抑える方法

続いて、注文住宅の坪単価を抑える方法をご紹介します。建物自体に注目する方法と、請け負う業者の選び方という2点から解説します。自分がどんな家に住みたいか、他人任せにせずしっかり予算と相談して叶えたい要望を積み上げていくことが重要です。

内装よりも外装が大事

意外ですが、坪単価を抑えるためには外壁や屋根、外構(門や塀)に注目します。外壁や屋根は面積が大きいため、金額が大きく変わってくるのです。また、見落としがちな外構も、しっかり予算に入れて考えておかなければいけません。

では、詳しく解説していきます。

1階と2階の床面積を同じにする

総二階

同じ床面積であればシンプルな四角に近い外観の方が凹凸が少なく外壁量が少なく済むため建材、工期(人件費)ともに抑えることができます。正方形に近い形であれば外壁の面積が少なくなりコストが低くなります。

<関連記事>総二階建ての住宅ってどんな住宅?メリットが多くある総二階について

壁紙など、あとからすぐ変えられる箇所を安価なものにする

壁紙(クロス)の張替え時期は一般的には5年~10年といわれており、較的短い期間で張替えのタイミングとなります。そのため坪単価を抑えるためには消耗の激しい箇所である壁紙に費用を掛けすぎないよう気を付けるべきなのです。

その他にも、キッチンや洗面、浴室なども15年から20年程度で傷み交換となるため(特にお子さんが小さいと、傷みも早いです)初期の設備は安価なもので済ませると割り切るのも選択の一つです。浮いた分の費用を断熱性能を上げるなど後から交換が効かない箇所に回してもよいでしょう。

屋根は「片流れ」で初期費用を抑えられる

初期費用だけを抑えたい場合は、面積が少なく雨樋など建材が少なく済む「片流れ」がよいでしょう。
今後のメンテナンスを考えた際は、雨漏りやリフォームを考えた場合は「切り妻」がよいかもしれません。
隣家の日照に影響をあたえず、北側斜線制限などに引っかからなければ外見がシンプルな総2階にしましょう。シンプルなほうが価格を抑えられます。

片流れ屋根と切り妻屋根

<関連記事>一戸建ての屋根の形と屋根材の種類や選び方

建設費全体をあらかじめ把握する

費用の上限は安易に引き上げるべきではありません。無理なローンを組んでは、せっかく手に入れたマイホームでの暮らしも理想のものではなくなってしまうでしょう。
また、全体を見れば家を手に入れる際に必要な費用は建物本体の建築費だけではありません。車庫や外構といった付帯工事、税金やローン手数料、家具を新調するなども重要でしょう。どうしても設備やデザインなどで譲れない箇所があれば、他にどこが削れるか検討し、建設費全体の費用を意識したプランが作成できるようにしましょう。

坪単価だけで業者を決めない

いかがだったでしょうか。わかりやすいようで曖昧な基準である「坪単価」の攻略法が見えてきたでしょうか。業者を選定する際には下記のような点にも注意しましょう。

複数社に見積もりをお願いする

注文住宅購入時は複数社に見積もりを依頼

注文住宅を検討する際、複数社に見積もりを依頼することは当然ですが、今回述べたように坪単価は各メーカ―、工務店によって基準が異なることを念頭に置いて比較しましょう。

また、当たり前のことですが、同一のハウスメーカー内で展開しているグレード別の商品の坪単価は比較対象として有効です。坪単価80万円のものに対し坪単価60万円であれば当然安い商品となります。

将来のメンテナンス・ランニングコストも考慮する

住まいはメンテナンスも大切

住居に住み始めてからが本番です。初期コストは高額で坪単価が高くなっても、その後のメンテナンスやランニングコストに手間と費用が掛からなければ長い目で見たトータルコストは安く抑えられるということもあります。

例えば、坪単価が高くなっても断熱性、気密性が高く室内の温度が逃げにくい住宅であれば光熱費を安く抑えることができ、ランニングコストを下げられることでしょう。使われている断熱材や外壁、屋根、その他の設備なども確認するようにしましょう。
また、住居の購入後にアフターメンテナンスなどのフォローがどのようになっているか、合い見積もりを依頼する各ハウスメーカー、工務店の担当に確認しておきたいポイントです。

<関連記事>
一戸建ての維持費はいくらになる?知っておきたい維持費について
【購入前にチェック】高気密・高断熱住宅のメリットとデメリットを理解しよう
ハウスメーカーはアフターサービスで決めるが吉?選び方のポイントは?

予算に見合っているか確認する

住宅資金

坪単価は目安ですので、最終的な判断は予算に基づいて決定しましょう。予算からオーバーしてしまった場合、先にご紹介した坪単価を抑えるヒントを参考にしてみてください。

<関連記事>住宅ローンの返済比率を決めるときの考え方

愛知県・名古屋エリアで新築住宅を購入するなら

いかがだったでしょうか。坪単価とはわかりやすい目安のようで、中身は各ハウスメーカー・工務店によって異なり、比較のためには調査が必要です。どんな数字も、安易に信用せずどんな性質のものか、出所を確かめなければいけませんね。
さて、愛知県・名古屋エリアで新築住宅をご検討中なら、好立地と高性能のバランスがとれた新築住宅Asobi-創家(アソビスミカ)はいかがでしょうか。

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