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在来工法とは?メリットやデメリット、2×4との違いなどを解説

在来工法とは?メリットやデメリット、2×4との違いなどを解説

掲載日:2019.10.23

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ナカジツの在来工法の建築現場

在来工法ってなに?

住宅の工法のなかで最もメジャーなのが木造在来工法だよ。
木造軸組み工法ともいって、日本古来の伝統工法をもとにした建て方だよ。

へー。ナカジツも在来工法だよね。

そう。多くのハウスメーカー・工務店が採用してる。普及しているからこそのメリットも多いんだ。詳しく見ていこう。

在来工法とツーバイフォー工法

在来工法とツーバイフォー工法はどちらも木造住宅の主要な工法です。それぞれどのような特徴があり、どんな時に選択したらよいのでしょうか。住宅購入の検討にぜひお役立てください。

在来工法とは

在来工法とは日本に昔からあった伝統工法から簡略化・発展させた、木材を使った建築方法です。柱と梁を組み家の骨組みを作り、地震や風などの水平方向にかかる力に対しては筋交い(すじかい)や耐力壁で強さを出します。
増改築が容易で、設計・施工技術が普及しています。木造軸組み工法、在来軸組工法とも言われます。

それでは、在来工法はどの程度の住宅で取り入れられているのでしょうか。林野庁(林業や国有林事業の運営などをしている農林水産省の外局)の資料をご紹介します。

“我が国における木造住宅の主要な工法としては、「在来工法(木造軸組構法)」、「ツーバイフォー工法(枠組壁工法)」及び「木質プレハブ工法」の3つが挙げられる(*127)。平成28(2016)年における工法別のシェアは、在来工法が75%、ツーバイフォー工法が23%、木質プレハブ工法が3%となっている(*128)。在来工法による木造戸建て注文住宅については、半数以上が年間供給戸数50戸未満の中小の大工・工務店により供給されたものであり(*129)、住宅メーカーだけではなく、中小の大工・工務店も木造住宅の建築に大きな役割を果たしている。

木造住宅に関する意向

出典:第1部 第 IV 章 第3節 木材利用の動向(2):林野庁

この資料からも、在来工法は普及度が高く中小の工務店等でも建てられシェアが大きいことが分かります。

在来工法とツーバイフォー(2×4)工法との違い

在来工法は日本で最も一般的な工法ですが、同じ木造の工法であるツーバイフォー(2×4)工法とはどこがどうちがうのでしょうか。
ツーバイフォー工法は木造枠組み工法とも呼ばれ、2×4インチの断面を持つパネルを床や壁にして家を作り上げます。パネルを使った壁式構造であるため地震の揺れなどの水平方向の力による変形に強いことが特徴です。

それに対し、在来工法では柱や梁といった軸組で構造を支えます。そのため広い開口部を設けられるなど間取りの自由度が比較的高めであることが特徴です。

在来軸組工法と2×4工法の比較

ツーバイフォー工法の詳しい特徴についてはコチラ⇒2×4工法と在来工法の違いは?メリット・デメリットを解説

在来工法のメリット・デメリット

柱と梁で構造を支える在来工法。そのメリットとデメリットをご紹介します。普及しているということは、メリットが多いのかな?と思いますよね。実際のところはどうなんでしょうか。

ナカジツの在来工法の建築現場

在来工法のメリットとデメリットをご紹介します。

メリット

間取りが自由

柱と梁で構造を作り、壁を配置するという工法のため比較的間取りが自由になります。

業者が多い

日本で古くから作られてきた工法であるため、在来工法を扱う業者はたくさんあります。先に提示した林野庁の資料からも多くの中小工務店で施工を請け負っていることがわかります。

窓を大きく作れる

壁で構造を作るツーバイフォーは大きな開口部を作成することが難しいですが、柱と梁からなる在来工法であれば大きい開口部を持った開放的な間取りが可能です。

リノベーションもしやすい

間取りに融通が利くことから、増築、減築を伴うような間取りの大規模なリノベーションにも柔軟に対応ができます。レイアウトの自由度が一番高い工法であると言えます。また、工法が広く普及している点からも最初に建てた業者に依頼ができなくても、違う業者に施行を依頼できる点がメリットといえます。

デメリット

施工期間が長い(2×4などと比較して)

間取りの自由度が高い反面、工期が長くなってしまうデメリットがあります。
比較して規格化されているツーバイフォー工法は比較的工期が短くコストを抑えることができます。

建築コストが高い(2×4などと比較して)

間取りや使用する素材の自由度の高い在来工法ですが、その分工期(人件費)や材料でコストがかさんでしまうことがあります。
昔は接合部に大工の手仕事が多かった在来工法ですが、工場であらかじめ加工をするプレカット加工を行い接合部に金物を使用することで工事施工の省力化、合理化が進んでいます。

質に差がある

工法が複雑なため、大工などの技量や熟練度によって仕上がりに差が出ることがあります。

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