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バリアフリー住宅の必要性とは?減税対策にもなるってホント?

バリアフリー住宅の必要性とは?減税対策にもなるってホント?

掲載日:2021.01.29

この記事は1年以上更新されていません。内容が古くなっている可能性がありますのでご注意下さい。

バリアフリー住宅とは、高齢者や障がいをもつ人でも安全・快適に暮らせるための住宅です。また、老後も自宅で安全に暮らしたいと考えた際、購入時に将来的にバリアフリー化するのに適している住宅かを意識しておくことも大切です。

今回は、現在バリアフリー住宅を検討している方、老後も安全に自宅で暮らせる家を購入・建築したい方向けに、バリアフリーに関するポイントをご紹介します。

バリアフリー住宅の必要性とは

バリアフリー住宅とは

バリアフリー住宅とは、老人や障がいをもつ人でも安全、快適に暮らすことができるよう配慮された住宅です。たとえば歩くときや車いす利用時に邪魔になりやすい段差をなくす、玄関や階段に手すりを付けるといった例が挙げられます。

バリアフリーと似た意味の言葉としてユニバーサルデザインというものがありますが、これは老若男女、障がいの有無や度合い、国籍、個人差に関わらず誰にとっても利用しやすいようデザインすることを指します。両者の違いは分かりづらいですが、バリアフリーは「生活の障害となるものを取り除く」という考えですが、ユニバーサルデザインは、「もとから多くの人が利用しやすいデザインを作る」という考えに基づいています。

バリアフリー住宅の必要性

バリアフリーというと高齢者や障がいをもつ人のため、というイメージを持ちがちですが、そんなことはありません。バリアフリー住宅であれば、歩き始めの転倒しやすいお子さんや足元が確認しづらい妊婦さんでも安心です。

家庭内事故を抑制する

階段での事故は思いのほか多いものです。手すりがあることによって未然に事故を防ぐことが可能になります。

今は大丈夫でも長期的な生活を考えるとバリアフリーがおすすめ

いざ手すりを付けたい、車いすでスムーズに行き来できるようにしたいと思った際にスペースや間取りの関係で難しくなってしまうことも。今は大丈夫でも、長期的に見てバリアフリーの考え方を取り入れることをお勧めします。

二世帯住宅でお年寄りや要介護者が住んでいる場合

転倒事故で骨折し、足腰が弱ってしまうという事例は多く、そこから寝たきりになってしまうというケースもあります。要支援1程度の軽度な状態でももちろんですが、バランスを崩しやすいと感じたら段差を無くす、手すりを付けるといったバリアフリー化は大切です。

バリアフリー住宅と減税

バリアフリーを行う際に利用できる減税制度は3つあり、固定資産税の軽減制度もあります。

  • 投資型減税(ローンの有無に関わらず利用可能)
  • ローン型減税
  • 住宅ローン控除
  • 固定資産税の軽減(併用が可能)

さらに、介護保険から住宅改修費の補助金を受けられる制度があります。

※2021年1月時点

<関連記事>最大控除額65万円!投資型減税とは?

バリアフリーの家を建てるときのポイント

バリアフリー住宅のポイント

バリアフリー住宅を建てたい、中古住宅をバリアフリーにしたい。そんなとき、どこに気を付けたらよいのでしょうか。

車いすが通れる廊下の幅にする

介助者が付き添って歩く場合は二人分の幅があればよいですが、車いすを利用する場合はより広い幅が必要になります。

自ら操作するタイプの車いすの幅は630mm程度。電動であれば700mmです。余裕をもって通れるためには900mm以上は必要です。また、角を曲がる、ドアから部屋に入る際には900mm以上の間口が必要とされています。さらに廊下で方向転換をするには1500mm以上の幅が必要です。

階段や廊下には手すりをつける

手すりは転倒予防としてもよいですが、手すりがあることで安心して移動をすることができ、体力が低下することを防ぐこともできます。

将来的に手すりを付けたいと考える場合は、建築段階で壁に取付用の下地を設けておきましょう。

家の中に段差をつくらない

段差がないことで躓いたり転倒したりといった危険を減らすことができます。居間などにカーペットを敷く場合は、縁がめくれて引っかからないよう部屋全体のサイズにし端を両面テープなどで固定するとよいでしょう。

廊下、浴室はすべらない素材にする

廊下や浴室に滑りにくく、転んでも危険が少ない素材を使用します。高齢者の転倒防止だけでなく、小さなお子さんがいる場合もよいでしょう。また、浴槽を跨ぎやすい高さにすることも転倒防止対策のためには有効です。

玄関にはスロープをつける

住宅は基礎の上に建てるため一般的に地面より高い位置に玄関があり、階段がつきものです。バリアフリーにする場合、手すりを付けるほか、スロープを設けることで杖をついての移動や、車いすでの移動がスムーズになります。将来的にスロープを設けるのであれば玄関ポーチに余裕のあるスペースを確保しておきましょう。

寝室とトイレの位置を近くする

高齢になって体が思うように動かなくなった場合に、寝室からトイレの移動がスムーズであればトイレへ行く負担が軽減されます。トイレを広く作っておくことで手すりを付けた際も窮屈にならず車いすで利用できるなど、介助がしやすいトイレになります。

キッチンや洗面台などの高さに配慮する

毎日使うキッチンや洗面台は使いやすさに配慮したいものです。車いすや椅子に腰かけた状態で作業がスムーズに行えるユニバーサルデザインの洗面やキッチン製品もあり、高さも調節が可能です。

その他、廊下には転倒を防ぐため足元を照らす足元灯をつける、ON/OFFが容易な大型のスイッチに変える、開閉が容易で車いすや杖をついた状態でも利用しやすい“引き戸”に変更するなどといった工夫もあります。

バリアフリー住宅の実例

ナカジツのバリアフリー住宅の事例をご紹介します。

手すり設置の事例

玄関ポーチの階段と、トイレの壁に手すりを設置しました。

バリアフリーリフォーム事例

バリアフリー住宅で快適で安全な暮らしを

バリアフリー住宅は一緒に暮らす家族の身になって考えることが重要です。若いご夫婦では今は必要ないと考えていても、バリアフリーの考え方は小さいお子さんや妊婦さんの安全を守ったり暮らしやすくなるヒントがあります。また、マイホームで長く快適に暮らすためにも、将来的に必要になることを考慮してバリアフリーリフォームが可能な間取りやスペースを検討してみてはいかがでしょうか。

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